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ディアボロで遊ぼう!
ディアボロってなんだ?
こんなおわんを2つ重ね合わせたような物体を見たこと無いでしょうか?
中国ゴマとか空中ゴマと呼ばれているものもこの一種ですが、構造上のちょっとした違いによりより高度な技を繰り出すことが可能なコマ(独楽)なのです。
おわんを2つ重ねたものがコマ本体で、このコマを2本のハンドスティックの先についた紐で回転をかけることによりコマを安定させ操ります。
もちろん回転のかかっていない状態で紐に引っ掛けて持ち上げても傾いて落ちてしまいます。
回転のエネルギーがあるからこそ安定して紐の上を回り続けることが出来るのです。
これはディアボロだけでなくコマ全体にいえることですが、安定しバランスを保つことが出来るのはジャイロ効果と呼ばれる効果があるからです。
この事についての話になりますと角運動量やモーメントについての話から始まりまして、
『回転軸が変わってもコマが回り続けるのは何故か?』
など、お客様によっては興味のありそうな楽しい話でもあるのですが、本題から外れ途方もなく長ーい寄り道になってしまいますので、今回は省略することにいたします。
基本の『き』。
これはいわゆるコマやヨーヨーとは少し異なり、どうすれば回す事が出来るのかわからない方も多いと思いますので、まずは基本の『き』、一番簡単な回し方から。
前準備。
ディアボロを操る為には操る人の背の高さにあわせてスティックの紐の長さ調整が必要です。
ちょうどよい長さは・・・
操る人が立った状態で、少々お行儀が悪いのですが片方のスティックを踏んで、紐がピンと張れたとき、胸の位置から顎あたりまでのお好みの位置です。
紐は長めになっておりますので、紐を内側にひねるようにして輪を作り、スティックにかけていきます。
何度か繰り返し好みの位置になるよう調整します。
長さ調整無事完了です。
回し方。
ディアボロは右利きの人、左利きの人で回転、体の動きは反対になります。
この説明は右利きの人のスタートの方法になりますので、左利きの人は左右を逆にしてお読みください。
1.人は立った状態でディアボロ本体にハンドスティックの紐をかけ、体の右のほうに置きます。
(置く角度は人とディアボロの軸が垂直になるようセットします。)
2.両手に1本ずつ持ったハンドスティックを腕ごと左方向に動かし、ディアボロを左方向に転がします。
3.そのままディアボロを持ち上げると紐の上でディアボロは少し回転します。
4.そのままですとディアボロはすぐに回転が止まり、紐から落ちてしまいますので回転が落ちないように右手をすばやく引き上げ、紐の摩擦でディアボロに回転を与えます。
5.何度も引き上げを繰り返し回転を早くしていきます。
6.ディアボロの回転が速くなればなるほど、ディアボロは安定し紐の上で回り続けます。
これではちょっとわかりにくいかもしれませんので動画を少々。
いかがでしたか?
文章ですと難しいのですが動画だと意外やあっさり簡単です。
このまわし方が出来るようになれば、後は傾きの直し方、加速の方法、ディアボロの
投げ上げ、キャッチに始まり、更にすごい《トリック》と呼ばれる技が沢山あります
が、まずは初心者向け超初級講座といたしましてはこのあたりまで。
おまけ
回すことにちょっと慣れてきた方へ。
投げ上げである《トス》にもいろいろな方法があります。
凄そうに見えますがなれると意外と簡単です。
最後にもう一つ。
そこそこ見栄えがよい割りに簡単なディアボロのトリック《アラウンド ザ レッグ》です。
(はじめたその日に出来るかも!)
ぜひチャレンジしてみてください。
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