同じ物?別物?簡単?難しい?似て非なるもの。
オルナボとアニマルパズル
naef/ネフ社のオルナボは1辺3.5cmの立方体が25個、正方形にセットされています。
おなじくnaef/ネフ社のアニマルパズルも1辺3.5cmの立方体が25個、正方形にセットされています。
共にネフで生産され世界中で愛されている商品です。
大きさ材質はまったく同じで、異なるところといえば施されているプリント位です。
『だったら同じもの?好みですか?』
『いえいえ。その遊び方はまったく異なります。』
オルナボ
単純な幾何学的なプリントが施されたパーツが2種類各12個と13個入っています。
この2種類の違いは鏡に映したとき見えるプリント柄、つまり光学的に対称になっています。
12個と13個?パーツ数25個なので当然なのですが改めて数えて確認してみると、ちょっとした発見で嬉しくなります。
ちなみにネフの商品のほとんどはパーツのどれか1個にネフのロゴがプリントされていますが、オルナボの場合1個多い13個の方にネフのロゴが入っているようです。
(すべてを調べた訳ではないので定かではありません・・・)
ではどうして2種類なのか?
例えば、同じ種類のパーツを2個手に取り、合わせてみます。
合わせた面は綺麗な模様が出来ても、その他の面は残念ながら合いません。
(まぁ、これはこれで何かを想像できる形ではあるのですがね^^;)
では異なる種類のパーツを1個ずつ同じように合わせてみます。
合わせた面もその他の面もすべて綺麗に模様が出来ました。
『斜めからみると銀杏の葉っぱみたい!』
ではこれを利用して、連想ゲームでもしましょうか。
『かまぼこ、銀杏の葉っぱ、三角、矢印、四角・・・』
『四角はテレビ!』
『テレビ・・・?』
私なんか昔の人間ですから、こっちのほうが未だにテレビっぽく見えるのですが、
時代ですかねぇ。
こちらがテレビ。16:9ですか・・・
チャンネル回して!など通用する訳もなく・・・
とかいろいろ考えつつ、時には寂しくなり、時には子供の成長ぶりを喜びつつ、いろいろなお話を作って遊ぶ事ができます。
さて、ここで最初に合わせた面のうち縦軸でも横軸でもどちらよいので1辺を中心に回転させ異なる面同士を合わせてみましょう。
なんと違う模様ができました。進化した金太郎飴さんのように次から次へと・・・これはビックリです。
ぱらぱら漫画みたいで2個だけでも楽しいのです。
『じゃあ4個だったら?6個だったら?全部使ったら?』
更に、上にも重ねて立体にするとどうなるのか想像できますか?
私は考えただけでもわくわくしてきちゃいます。
1セット25個のうち何個使っても更に平面でも立体でも楽しく遊べるのが、このオルナボなのです。
そうそう、ちょっとだけですが平面的なモザイク遊びのサンプルパターン図も付いています。
アニマルパズル
アニマルパズルにはもれなく出来上がりの絵が描かれた紙(カンニングペーパーともいいますが・・・)
が付いてきます。
全部で3枚、裏表で合計6種類の絵があります。
この絵は3.5cm角の立方体パーツにプリントされた動物の絵と同じで、紙の上に同じ絵のパーツを置いていくと比較的小さい子ども(同じ絵と認識できるくらいの年齢)でも完成させることが出来ます。
でも、この絵をひとつ完成させるにはどうしても25個使わなければなりません。
絵を完成させるのに少し時間がかかりますので、疲れたり飽きない程度にゆっくり遊びましょう。
25個のパーツを組み合わせ1つの絵として完成させるのは、ちょっと上級編といったところでしょう。
かわいい絵の割には結構難しいのです。
台紙(カンニングペーパー)をはずしてチャレンジすると、大人でも
『んんっっ・・・』
手ごわい存在になります。
店頭サンプルで遊ばれているお客様も苦戦されているようで
『やっとできた!』
と言いつつも、よく見ると右のパーツと左のパーツが入れ替わっていたりするのです。
まさに羊の皮をかぶったオオカミ的存在です。
もちろんオルナボのようにこの中から2個だけ使って・・・は厳しいと思います。
このオルナボとアニマルパズル、サイズと個数が同じなだけで、ぜんぜん遊びが違うでしょ?