木のおもちゃ がりとん > がりとんの特集記事一覧 > メルクリン便利帳 > H氏がメルクリンにはまった理由〜踏切売ってくださーい!
「踏切ってメルクリンにあります?スターターセットに取り付けできます?」 「ありますよ。取り付きますよ。でもどうしました?」 「うちの子供曰く、変化がほしいそうで・・・でも配線とか難しいですよね?」 「いえ、まったく。簡単にできますよ。どなたにでも簡単にあっという間です。」 「それはありがたい、ではこれください!」 「一応、説明しましょうか?」 「ぜひ!」 ということでプチ説明会が始まりました。 「簡単にご説明するとぱちぱちっと組み立てて繋げるだけです。」 「へ?」 「組み立てといってもトラックをつなげるだけで、それで踏切が動くようになりますよ。」 「箱を開けるでしょ・・・部品構成はこんな感じでしょ。」 「説明書にあるこの矢印位置と元から繋がっている配線を切らないようにだけ注意して繋げて・・・」 「踏切とトラックを挟み込むように接続して・・・組立完成です。」 「ここでね、このままお持ちのレイアウトに接続しようとすると長さが合ってこないと思うんですよ。」 「なので、94mmのトラックを1本足すと188mmのトラック2本分、レイアウトの都合で合わせられない場合は77mmのトラックを足すと188mmと172mmのトラックの2本分ってことになってどこかで合わせることができるんです」 「以上です。」 「もう終わりですか?」 「はい、終わりです。では機関車を走らせてみましょう。」 「機関車がくると勝手に遮断機が下り、抜けると上がりました!おまけに信号機まで点滅しているじゃないですが?ただ繋げただけなのに何故です?」 「秘密は踏切に付属のこのトラックにありましてね。」 「このマークの付いたトラクックは、少し細かくてわかりにくいのですが裏側のこの位置で2本のレールがつながってないでしょ?さらにちょうどマークの位置でレールが2分割にされているんです。」 「通常はこんな感じでつながっているんです。」 「ほー」 「メルクリンの車輪はシャフトも含め絶縁されていない金属製でね、トラックがこんな風に切れていると何もトラックにいない時は2本のうちの1本のレールは切れたままだけど、上をメルクリンの車両が通ると2本のレールが車輪を通して繋がることになりますよね?それを感知して、遮断機が下りる訳です。通り抜けた時2本のレールが切れることになるからまた遮断機が上がる。種明かしをすると簡単なんです。」 「実に単純ですけど面白い仕掛けですね。小学校の理科実験みたいです。でもすみません、がりとんさん。欲を言っていいですか?」 「なんでしょう?」 「今の状態だと遮断機は機関車が踏切に入るぎりぎりで上げ下げしますよね。もう少し手前で遮断機が下りて抜けた後はしばらく経ってから上がるようにはできませんか?」 「できますよ。」 「この特殊なトラックの間にトラックを継ぎ足せばよいだけです。でもちょっと工作しますね。」 「まず手持ちのトラックの先ほどお話しした箇所をニッパーでチョッキンします。」 「反対側の同じところもチョッキン。」 「これを2本作ったらごそごそ加工はおしまい。」 「踏切に付属していた特殊なトラックの内側それぞれに1本ずつ挟み込んでください。」 「あとは元通りにつなぎ合わせるだけです。」 「おー!素晴らしい!」 「動かして早速違いを見てみましょうね。」 「機関車だけでなく貨車や客車も絶縁されていない金属製なのですね。」 「そうですよ。」 「ということは、これらメルクリンの車両が通り抜けるまで遮断機が反応するということです?」 「冴えわたってますね。大正解です。さっそく確認してみましょう。」 「これは簡単で即効性のある楽しいイベントですね!」 「早速家に戻って取り付けてみます!ありがとうございました!」
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