木のおもちゃ がりとん > がりとんの特集記事一覧 > メルクリン便利帳 > 番外編〜電球仕様の客車でもLEDに!
昔の客車だってLED照明できますよ。 客車の説明書に客車照明キットは電球の品番の指示が出ているとついついそのまま電球の照明キットを取り付けがちですが、 特に、「どうしても電球が付けたいんです」 ということでなければ、LED客車照明キットを取り付けることができます。 利点は 1.車両が軽くなる 2.消費電力が少ない 3.時々切れてしまう電球交換をしなくて良い ということです。 これはとっても魅力的! そこで今回は番外編としてこれの加工をご紹介いたします。 まずは ちょっと古い鉄板客車を一つ、 この客車専用の集電シュー(7198) と LED客車照明キット(73400 or 73401) を用意します。 この客車の台車はこんな感じで 台車に現代版客車のように集電シューを取り付ける穴が開いていないタイプですので この集電シュー、品番でいうと7198が必要となる訳です。 さて、まずは集電シューを台車に取り付けられるようにちょちょっと土台部分を組立てします。 組み上がった集電シューの土台を取り付ける場所は、台車のこのU字部分。 台車の車輪を外し土台をねじ止め。
U字溝を土台のパーツで挟み込んで締め付ける感じです。 お次は土台から車内に引き込む配線をここに取り付けます。 今回使用したのはメルクリンで現在販売されているプラグではなく、現在のものよりプラグ部分が太い昔のプラグを使用しますが、お手持ちがなければ直接はんだ付けでOKです。
で、台車の近くにある《穴》へ配線を車内に通し集電シューを取り付けます。 ここまでくれば、通常の照明加工と一緒ですね。 ただ一つ注意することがありまして、 この客車は現在多く見られる樹脂製の客車ではなく鉄板ですので、LED照明基板がボディに触れるともちろんショートしてしまいます。 そこで絶縁するべく絶縁テープを怪しい箇所に予め貼っておくと良いでしょう。 今回は取り付けの都合上、またお客様のご要望で屋根部分に施しました。 次はいつものようにLED基板2本を繋げ、 LED照明キットに付属のクッション付両面テープをここに貼り、基板を張り付けました。 (こちら側もショートしそうであれば絶縁テープを貼ってくださいね) 集電シューから客車内に通してきた配線を基板のここにはんだ付け。
反対側のアース側は鉄板客車なのでボディーアースしましょう。 屋根を閉じる前にちょっとチェック。 ちゃんと点きましたね。 屋根を取り付けて完成です。 ほら、ちゃんとLED取り付けられるでしょ。 昔の鉄板客車や現在のものでも電球指示のある樹脂製客車でも電球じゃなくてLEDにしたい方は是非どうぞ。
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