木のおもちゃ がりとん > 木のおもちゃ > 鳴らす・奏でる > 鼻笛/Nose Flutes
鼻笛/Nose Fulte 鼻笛ってご存知ですか? 海外ではNose Fulte/ノーズフルートという名称が一般的のようですが この鼻笛、口笛のように口から息を吐いて音を出すという行為ではなく、 鼻息を使って音を出す立派な楽器のことなのです。 現在は世界中でいろいろな形のものが製造されており この音色と楽しさに魅了された人も少しずつ増えてきているようです。 さて、この鼻笛という楽器、 起源は定かでないのですが、古くは信仰と深く結びついていたようです。 霊魂とか豊作とかとの関わり合いなんでしょうね。 ただ、こういった儀式に使用されていた鼻笛は一見縦笛や横笛のような形で指孔があり、片方の鼻の穴を塞いで演奏するもの、つまり口で吹くか鼻で吹くかの違いでしたので、がりとんで取り扱っている鼻笛とは根本的に異なります。 がりとんで取り扱っている鼻笛はというと・・・ 木製のものと、プラスチック製のもの、陶器製のものです。 プラスチック製がこんな形 この木製鼻笛は三重県で作っておりましてこんな感じです。 同じ鼻笛でも形や素材によって音色も異なってきます。 基本的にはオカリナのような音なのですが、 プラスチック製の鼻笛は音も大きく張りのあるパリっとした音色。 木製の鼻笛はプラスチック製のものに比べると少し音は小さめですが、しっとりとやわらかい音色です。 更に木製の鼻笛は、同じ形なのに木の種類によってもまた音色が異なってくるのです。 木の硬さなどから、音の反響も異なってくるのでしょうね。 この違いを表現するのは難しいのですが、異なった材質の鼻笛をお買い求めいただいて、その違いも楽しんでいただければと思います。 そうそう肝心の音階の事です。 がりとんで取り扱っている鼻笛/Nose Fulteはリコーダーやオカリナのように音階を作る指孔は存在しません。 それでも鼻笛は一定の音だけではなく、ちゃんと音階が出せるのです。 一般的には2オクターブちょっとから、頑張って練習して3オクターブちょい、プロのハナブエニストになると驚きの4オクターブ越え、といったところです。 (これは鼻笛の種類や条件にもよるのですけどね) 少しだけご構造や仕組みをおはなしすると・・・ 鼻笛の孔は鼻息を入れる孔と、鼻息が出る歌口の2ヶ所のみで、この2ヶ所は内部で繋がっています。 口からは息を吐かず、鼻からのみ息を出します。 口は開け、歌口部分につけて口の中で反響させるような感じ、口の開く大きさを変えることにより(口の中の容積を変えると反響も変わるため)音階を作るのです。 つまり耳で音を聞いて音階を決めるのです。 ちょっとコツを掴めば子どもでも簡単です。 いや、子どものほうが飲み込みが早いからうまいかなぁ。恥ずかしいという気持ちも大人ほどなさそうだし・・・。 (すごーく小さな子どもですと鼻と口の距離がどうしても短いので、物理的に吹けない場合もございます。小学校くらいからかなぁ・・・) がりとんでお買い求めいただいた鼻笛には《吹き方説明書》をお入れしておりますので、簡単に音は出せるようになると思います。 コツは・・・ まず羞恥心を取り去ることです。 早い人だと1分もかからないくらいで音が出せるようになりますよ。 少し頭の中で想像してください。 綺麗な音が鼻息だけで出るんです。 口の中に鼻息を取り込むことによって、曲が演奏できるんです。 演奏者を前から見ても、ある物体(鼻笛)を鼻に当てているだけにしか見えません。 でも吹いている本人が感じる自分の顔はブタの鼻をして口をぽかんと開けている。 少し恥ずかしいかもしれませんが、楽しくないですか。 私はすっごく楽しいです。 自分が 『この音をドにしよう』 って決めたら、そこが《ド》なんです。 もちろん440HzのA音をしっかりした楽器で出し、その音を基準にあわせることもできますけど、 『別に一人で楽しむのならその時の気分で決めたっていいじゃない。』 って思うのです。 合奏も良し、独奏も良し。子どもからお年寄りまで。 鼻笛は口笛のような感覚で簡単にできて、それでいて器具を使ったれっきとした楽器。 自分のスタンスで楽しめてめちゃくちゃアナログ。 いつも持ち歩いてつい吹いてしまう、こんな《あやふやな楽器》が大好きです。 気になったお客様、ぜひどうぞ〜
木のおもちゃ・木製玩具・童具館,ネフ社の積み木・ドールハウス・鉄道模型メルクリン|Copyright © 2002- Galiton. All rights reserved.